Happy Life

夜に珍しく、ポンスケから電話。



あら～珍しい。
どうした？ムスコ。


一週間連絡ないのとか、別に普通なんだから。


で、話をしていたら、突然


もういやだ、なにもかも。
毎日同じことの繰り返しだ。
ラグビーしたくない。



びっくり…

でも、わかる気がする…


一学期は、慣れるのに一生懸命で、いろんなことこなすのに精一杯だったのだよね。

でも、二学期になってダイブ落ち着いてきた頃、そんな風になるもんだよね。


私も、がんばるって、自分で決めて出て行ったんだがね。イヤだからって、辞めて帰る訳にも行かないもんねぇ。


って言うくらいしかできない。


寮生活も、同じ部屋の先輩に気をつかい、たまにはパシりにされ、洗濯も先輩たちの分まですることもあるらしい。


同じラグビーをする一年生たちも、まだ自宅から通うｺﾀﾁは、気分転換のときもあるだろうけど、地方からの寮生活のｺﾀﾁは、そんなときはないもんねぇ。



がんばると自分で決めて進んだ道だけど、辛い時がないはずもなく、めったに弱音も吐かず、本音を言わないポンスケだから、もう泣きたいのはこちらの方で、

そんな思いをするのなら帰って来なさいと言いたいくらいだけど、これを乗り越えてもらわないと、強くなれないこともわかってる。



花園に行くって、言ったでしよ！
頑張れる子に、試練を与えるんだよ、神様は。


なんてこと言っても、


そうだよね！



なんて、明るい声で返事はなかった…

　
私が泣いたら、心配かけるって、なにもいえなくなってしまうといけないから、平静を装って


サッカー部も、野球部もみんな同じだよ。

毎日同じ練習の繰り返しだよ。

頑張れ。


あぁ、どこが肝っ玉母ちゃんなの、私。

電話切って、目幅涙。